施術の知識公開 2026-08-21医師監修

リップアートメイクの講習はどこで受けられる? 32校のうち25校、単体なら20万円台から

眉から入る人が多いなかで、リップは「次に何を足すか」で必ず候補に挙がります。ただ、眉と同じ感覚で選ぶと外します。色の設計と口唇そのものの条件が違うからです。

リップアートメイクの講習|要点

  • 32校のうち25校がリップを教えています(2026年8月14日時点)。眉に次いで多い部位です。
  • 教えていないのは7校です。眉だけに絞っている校があります。
  • リップ単体のコースは20万円台から59万円台まで公開されていました。日数は2日間から。
  • 技法の呼び名が校ごとに違います。「フルリップ」「ジュエリップ」「Lip Brush技法」は、名前だけでは同じか違うか判断できません。
  • リップは眉より色の設計が難しい部位です。もとの唇の色が仕上がりに影響するため、色素学とくすみの扱いを別に学びます。
  • 入門と位置づける校と、眉の後にする校があります。順番の考え方が正反対なので、校の方針を確認してください。
  • 口唇には口唇ヘルペスの再活性化という固有のリスクがあります。既往の確認と対応は医師の判断です。

リップアートメイクを教えているのは32校中25校

2026年8月14日時点で、リップを教えていると確認できたのは25校です。眉(手彫り27校・マシン26校)に次いで多く、アイライン22校、ヘアライン12校と続きます。7校はリップを扱っていません。

リップは眉に次いで3番目に多く教えられている部位です。 アイライン・ヘアラインへ行くほど教えている校は減ります。図:当サイトが2026年8月14日時点で公式サイトを確認できた32校のデータから作成

ただし「リップを教えている」の中身は同じではありません。総合コースに含まれる校、単体のコースを立てている校、 眉を修了した人だけが受けられる校に分かれます。 ここを分けずに校数だけ見ても選べません。

2026年8月14日時点の各校公式サイトの公開情報にもとづきます。2026年8月16日に全32校を再取得して確認しました。公式サイトに書かれていないことは載せていません。採点方法の全文全32校の比較表

リップアートメイクの講習料金は20万円台から

リップ単体(または少部位)のコースで、受講料を公開していた校を並べました。金額の低い順です。

スクールコース受講料日数備考
アートメイク 佐藤有紗リップ・アイライン未経験者コース200,000円税込座学1日+モニター2日リップとアイラインの2部位。モニターは各部位1名
ジュエリブロウアカデミーリップオリジナル コース270,000円税別2日間ジュエリップ(グラデーション)1技法のみ
ROC国際メディカルアートメイク協会②リップコース308,000円税込12時間(4時間×3日)別に教材費22,000円。アートメイクキットは別途
横浜アートメイククリニック スクールアートメイクスクール(リップ)330,000円税込記載なし初心者向け。院長によるハンズオン形式
PGC Schools(旧Biotouch Japan)歯科リップ専門コース330,000円記載なし2日間歯科医師・歯科衛生士向け。マシン付き
アモブロウ(AMO BROW)リップ(2日間)385,000円記載なし2日間モニター1名。眉と同時申込で5%OFF(365,750円)
ピュアビューティー恵比寿リップアートメイク講習396,000円税込記載なし眉と同時スタートなら2部位で605,000円(税込)
ラスアートメイク(LAS)+リップ396,000円税込記載なし材料は必要なもののみ購入可能
owl brow(浦和第一美容クリニック)リップ 初心者向けの講習398,000円記載なし座学1日+通学マシン・ニードル込み。2週間に1回の課題提出
PGC Schools(旧Biotouch Japan)医科リップ専門コース550,000円記載なし3日間医師・看護師向け。歯科向けコースとは日数も金額も違う
ジュエリブロウアカデミーリップマスター コース540,000円税別4日間フルリップとジュエリップの2技法

この表を金額順に読まないでください。3つ理由があります。

  • 税の表記が揃っていません。税込・税別・記載なしが混在しています。こちらで換算して並べ替えると、かえって誤らせるので表記のまま載せました
  • 最安の20万円は2部位セットです。リップとアイラインで、モニターは各1名。単体との比較になりません
  • 含まれるものが違います。マシンとニードル込みの校、キットが別途の校、教材費が別立ての校があります

とくにマシンは自分で買うと十数万円かかることがあります。 「込み」か「別途」かで総額が変わります(受講料以外にいくらかかる?)。

同じスクールの中で、対象者によって金額と日数が違う例もありました。PGC Schools は歯科向けのリップ専門コースが2日間・330,000円医科向けが3日間・550,000円と分かれています。 受講資格の話は受講資格の記事にまとめました。

リップアートメイクの技法は校によって呼び名が違う

ここがリップで最も混乱しやすいところです。公式サイトに並ぶ技法名は、校ごとに違う言葉が使われています。

公式サイトにある呼び名説明されている内容使っている校(例)
フルリップ唇全体に色を入れるアモブロウ/ジュエリブロウアカデミー
リップライン輪郭のラインを入れるアモブロウ/ラスアートメイク(LAS)
ジュエリップ(グラデーション)外側を濃く、内側を淡くぼかすジュエリブロウアカデミー
Lip Brush技法ブラシで塗るような入れ方owl brow(浦和第一美容クリニック)
AMZリップマシンによる技法(校の独自名)B.SELECTION ARTMAKE ACADEMY
リップ手彫り/リップマシン道具そのもので分けた呼び方IMAA(国際美容医療アートメイク協会)
Softap リップ米国Softap社の技術体系にもとづくアートメイクスクール東京

名前が違っても中身が近いことがあり、名前が同じでも範囲が違うことがあります。たとえば「フルリップ」と「グラデーション」を2技法として分けて教える校もあれば、グラデーションだけを教えるコースもあります。同じ「リップコース」でも習う数が違います。

カタログの名前で比べないでください。説明会で聞くのはこの2つです。

  • この講習で入れられるようになるのは、何パターンですか
  • 手彫りですか、マシンですか、両方ですか

リップアートメイクで眉とは別に学ぶこと

リップには、眉のカリキュラムに出てこない項目があります。公式サイトにカリキュラムを開示している校から、リップ特有の項目を拾いました。

  • リップのための色素学 —— 眉とは別建てで置いている校があります
  • くすみ修正法 —— もとの唇の色をどう扱うか
  • ニードルモーション・皮膚テンション —— 針の動かし方と皮膚の張り方
  • 色彩理論・肌の色とリップカラーの関係 —— 1日クラスを立てている校もあります
  • ダークリップなどの特殊な条件 —— 個別対応としてカリキュラムを組む校があります

なぜ別に学ぶ必要があるのか。口唇が眉と違うからです。

  1. もとの色の上に重ねます。眉は地肌の上に描きますが、リップはもともと色がある場所です。入れた色がそのまま出るのではなく、もとの色と混ざって見えます
  2. 皮膚と粘膜の移行部です。角層が薄く、伸縮します。張り方が変わると線も変わります
  3. 血流が豊富です。そのぶん出血や腫れが出やすい部位です
  4. 動きます。話す・食べるで動くため、経過の出方が眉と違います

口唇には固有のリスクがあります。口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス)の再活性化が、口唇の施術で知られている注意点です。既往を確認するのはもちろん、対応が必要かどうかを判断するのは医師です。アートメイクは医師法第17条にいう医行為であり、看護師は医師の指示のもとで行う立場です (麻酔は誰が判断するか)。

効果や仕上がりには個人差があります。自由診療のため保険適用外です。

リップアートメイクは眉の前か後か

ここは校によって考え方が正反対でした。公式サイトの記載から3つに分かれます。

位置づけ公式サイトの記載(要旨)
入門「アイライン・リップはアートメイクの入門コースとして位置づけられたコース」
眉の次「パウダー眉でマシン技術の基礎を習得することで、次のステップである『リップ』『アイライナー』の習得がスムーズに行える」
経験者向け「リップアートメイク経験者向けの知識・技術ブラッシュアップ講習」

難易度の共通した基準はありません。「入門」と書いてあっても易しいという意味ではなく、その校がどの順番で組み立てているかを示しているだけです。

判断の材料は、あなたが今どの段階かです。マシンを扱ったことがないなら、マシンの基礎から入る設計の校のほうが無理がありません。 眉のマシンをすでに使っているなら、リップ単体の短いコースで足ります。 技法の全体像は手彫りとマシンの違いにまとめています。

リップアートメイクで確認しておくこと

申込み前に、この5つを聞いてください。

  1. 入れられるようになるのは何パターンか。「リップコース」の中身は校ごとに違います
  2. モニターは何名・何回か。リップは1名だけという校もあります(モニター実習の記事
  3. マシンとニードルは込みか別途か。別途なら総額が十数万円変わります
  4. 眉の修了が条件か。順番を決めている校があります
  5. 色素はどこのものか、色数はいくつか。くすみの扱いは色素の選択に直結します

②が要になります。色の設計は実際の唇に入れて、退色まで見届けないと身につきません。 人工皮膚の練習だけでは、もとの色との混ざり方が分かりません (上達する人と伸び悩む人の違い)。

部位ごとの全体像はアートメイクはどこにできる?、 ほかの部位はアイライン頭皮(SMP)、 校の絞り込みはおすすめの整理30秒診断、 費用の考え方は費用相場をご覧ください。

※参考:厚生労働省「医師免許を有しない者によるいわゆるアートメイクの取扱いについて」(令和5年7月3日) /  当サイトが根拠にしている資料は一次情報・関連機関リンク集にまとめています。

よくある質問

リップアートメイクはどこで学べますか?
2026年8月14日時点で、当サイトが公式情報を確認できた32校のうち25校がリップを教えています。眉(手彫り27校・マシン26校)に次いで多い部位です。7校は眉だけなど、リップを扱っていません。部位ごとの校数は部位別の記事にまとめています。
リップアートメイクの講習料金はいくらですか?
リップ単体のコースを公開している校で、20万円台〜59万円台でした(税込・税別の表記は校によって異なります)。ただし最安の20万円はリップとアイラインの2部位セットで、モニターは各1名です。金額だけでは比べられません。モニター件数と日数をセットで見てください。
リップアートメイクと眉のアートメイクは何が違いますか?
色の設計が違います。眉は地肌の上に描きますが、リップはもとの唇の色の上に重ねるため、仕上がりがもとの色に影響されます。だから色素学とくすみの扱いを別に学ぶカリキュラムを組む校があります。また口唇は皮膚と粘膜の移行部で、伸縮し、血流も豊富です。針の入れ方も変わります。
リップアートメイクは眉より難しいですか?
校によって位置づけが正反対です。「アイライン・リップは入門コース」とする校がある一方、「パウダー眉でマシンの基礎を習得してから次のステップでリップ」とする校、「リップは経験者向けのブラッシュアップ講習」とする校があります。難易度の共通した基準はありません。自分がどの段階かで判断してください。
リップアートメイクで気をつけるリスクはありますか?
口唇ヘルペス(単純ヘルペスウイルス)の再活性化が、口唇に特有の注意点として知られています。既往の確認と、必要な場合の対応は医師が判断します。看護師は医師の指示のもとで施術する立場です。全体のリスクはリスクと合併症の記事、経過はダウンタイムの記事をご覧ください。

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本記事は2026-08-21時点の公開情報にもとづきます。掲載内容の正確性・最新性を保証するものではありません。 受講・応募の判断は必ず各スクール・各医療機関の公式情報をご確認ください。 本サイトは技術の習得・就職・収入を保証するものではなく、成果には個人差があります。 アートメイクは医師法第17条にいう医行為であり、施術は医師または医師の指示を受けた看護師のみが行えます。 当サイトはアフィリエイト広告を利用しています(掲載基準)。

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